牧野 ヒデミの創作物語 言葉の数と言葉の音符

言葉の数と言葉の音符 絵と文 牧野ヒデミ のサイトです。

探しています!

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28年前程に、東京の路上で私はオリジナルイラストのTシャツを販売していました。

何故Tシャツの制作を始めたのかというと、それは20歳を過ぎたある日、突如ニューヨークからジャマイカへと旅行に行きまして、
無謀にも一人旅です。

そのジャマイカでのんびりとカリブ海の美しい景色を眺め、散策していたらTシャツを販売していた夫婦がいたんですよ。

そのお店は英語で「SEKI・・・・〜〜」
と綴ってあって、「せき?」
なんて日本人の苗字みたいだわ。
と思いまして、聞いたみたんですよ。

「日本人にも『せき』という名前の人がいるけど、日本の呼名みたいだよね。」

と片言で伝わるか・・と思いましたら

「そう。『せきです。』と。
せきさんという日本人がジャマイカに旅行に来ていて、「Tシャツを作って売ればいいじゃないか。」って勧められたから、売ってるんだよ。」って。

私もおおおっ!と感動しまして、(そうだよなぁ、絵も描いて常夏のジャマイカだったらTシャツ制作はベストアドバイスだわっ)
(日本人もなかなか良いナビゲートするじゃないかっ!)

と気分が良くなりまして2枚購入しました。

それで、ジャマイカの小旅行も終わりニューヨークに戻って、SOHOをウロウロと歩いていましたら、今度はアンティークマーケットが開催されていて・・・。凄いです。
巨大な足場が組まれ、そこにはペイントされた何枚ものアートTシャツが掲げられていたんですよね。

その時は圧倒されてしまってー・・。
すーっと会場を歩いて眺め、その日はホテルに戻りました。

・・・はっ!

と、大急ぎで再度SOHOへ向かった時にはもう、マーケットは開催していなかったんですよ。


で、日本に帰国し、思い立ってTシャツを
1枚手描きで制作してみました。

「どうかなぁ。」「売れるかなぁ。」

ドキドキしましたが、

手描きのTシャツからスタートして、買ってもらえたんですよね。
それが嬉しくて。

そこから、試しに手描きの他
シルクスクリーンやら、アイロンプリント、染め物etc...
と製作数も増えて、ある日東京の路上で販売していましたら、フランス人🇫🇷男性が褒めてくれたんですよ。

「これ、良いですね。でも僕にはサイズが小さいからXLサイズで作って下さい。500円前金払いますよ。」
と、注文されたんですよ。

それですぐにXLサイズで創りまして、路上で待つが、会えなかったんですよね。

私も定期的に販売していなかったし、日にちを約束していたわけではなかったので、気にしつつも並べていたんですが、日本人のお客さんに「それ一枚下さい」と声をかけられ、売りました。

でー、どうしようか、会えるわけないかなぁ、と時が過ぎて・・・。

で、あっ!あああっ!とTシャツを作っていた時に思い出したんですよ。
忘れてしまっていたんですよ。

それで、1度10年前に思い出し、作ったのがこのTシャツ。

前の自分のオンラインショップでもこの事は記事にしていたんでずが、うまくは進まず。

とにかく、探しています!!